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2005年9月 7日

プロジェクトマネージャ試験小論文レッスン-2(マル秘密、必勝

PM午後II小論文論述のポイント

プロジェクトマネージャ試験は管理技術の試験

 プロジェクトマネージャ試験「管理技術の試験」といえるでしょう。幾つか事例を挙げて ご説明します。

H11年問3 設計書レビュー

このような問題が出題されたときは次のように解答するとよいでしょう。

概要設計段階で、「概要設計書」について 「要件定義書」への準拠性を確認した。 「品質計画書」の品質に準拠しているかを確認した。 そのために、事前に「チェックリスト」を作成した。

 ここで、論述のポイントは以下の通りである。

  • 1.開発段階のどの段階なのかを明確にする
  • 2.対比して検証する文書名を明らかにする
  • 3.検証するときは準拠性を検討する
  • 4.チェックリストを作成し、検証漏れを排除する
H13年問1 協力会社管理

このような問題が出題されたときは次のように解答するとよいでしょう。

例えば「協力会社と委託契約を結んだ」と解答するのは平凡すぎる気が する。そこで、「協力会社との委託契約にあたり、①業務範囲を概要設計から総合テストまで、②開発基盤は当社提供 、③品質計画書は当社に準拠という方針で合意した。」と書くと合格がぐっと 近くなる。

PMの採点者に「ああ、俺もこれでやられた」と思わせたら合格

 採点者が、実務体験を思い出すような論文が書ければ、読み手の共感 を読んで合格させられる。

H13年問1 協力会社の選定について

協力会社の書面上の実績で選択した結果、思わぬ、トラブルに巻き込まれるのではないか、そういうリスク回避策 を提案するとよい。想定する事例として<次のようなケースが 考えられる。/p>

  • 1.親会社が指名した協力会社を使って実力不足
  • 2.実績だけで選んで、会社がPJの途中で倒産
  • 3.技術力は高いけれど、営業の伝達力に問題がある
プロジェクト管理者のリスク回避の手法(設問イ)

例)RFPを提出させた、先端地視察をした。・・・これだけだと弱い。それは 問題文にそうかいてあるからであり、問題文に書いてないことも書いてポイントを稼ぐ

RFPを提出させて、わざと疑問を営業に投げかけて以下のことを確認する その質問内容と意図は次のとおりである。
  • 1.迅速に目的の意図する回答が得られるか:営業とSEのコミュニケーションがよいか
  • 2.技術的に妥当と思われる解決策を代替案を含めて提示してくれるか:提案力があるか
  • 3.品質、工程管理など多岐に及ぶ配慮があるか:開発上の課題をよく心得ているか
  • 4.丁寧な書面における回答が得られるか:柔軟な対応力があるか
評価のガイドラインを示すときは箇条書き的に

 評価のためのガイドラインは網羅的に 書くと良い。「平成13年問3 品質管理(総合テスト)」を例にして考えよう。

  • 1.24時間無停止が実現できたか
  • 2.考えうる、最大のトラフィックを与えて、最低保証の性能を維持できた
  • 3.ブラックボックステストを実施して機能の十分さを確認できたか
  • 4.稼動時の故障を想定して、HDDディスク交換が無停止で実現できたか。
設問イで具体例を示して論述する ただし、泥縄にならないこと
  • 1.あくまで「想定範囲内である」という態度を貫く
  • 2.泥縄に書くと採点者に「混乱したプロジェクト」というニュアンスが 伝わってしまう。

そこで「A君に顧客からの仕様変更の要望が多数上がってきて、予想の見積りをオーバーすることになりそうな情勢だった。 ○ (監視の仕組みと検証のための行動) 私は工程の進捗と規模見積りの適正さを確保するために、2つのポイントを週次単位で監視することにした。 そのポイントは①スコープ委員会での議論、 ②サブマネージャへの顧客の直接の変更依頼」と論述を進めてゆくとよいでしょう。

PM試験小論文「取りやすく、書きやすく、事前に準備しやすく合格しやすい論文テーマ」

合格しやすい論文のテーマ選びの基準を示します。

  • 1.PMBOKにしたがって、淡々と書ける
  • 2.請負・協力会社管理
  • 3.規模見積り
(c)(有)アイ・リンク・コンサルタント 加藤忠宏



投稿者 suzuki : 2005年9月 7日 09:33