« 中小企業診断士試験との難易度の比較について | メイン | システムの全体計画の企画がパスする手段 »

2006年7月 9日

アジャイル型超々小規模プロジェクト

アジャイル的プロジェクト管理へのWeb2.0への応用

 現在,ある「遊び」のプロジェクトを企画しています。プロジェクト自身は対したものではないの ですが、メンバが分散的に存在していて、それぞれが異なる組織に所属している状況で、1つの ゴールに向けて行動しようとしている点で「プロジェクト」と位置づけて良いでしょう。

 まあ、日ごろ忙しい経営者達ですから、気晴らしにプロジェクトの名にこじつけて、会社の社長どうしが、一種のゴルフコンペの企画を行っているようなも ものだと考えて気軽に話をよんでください。

プロジェクトの条件
  1. プロジェクトメンバは全国各地に分散している
  2. それぞれのメンバは異なる組織の長(分かりやすくいうと社長)である
  3. その意味で自律的、自立的であり、それぞれ異なる意図を持って行動している
  4. プロジェクトメンバはメール、メーリングリスト、ブログ(xhtml)を使いこなしている
  5. 多忙なメンバゆえ、スカイプやチャットなど時間的拘束を要するITツールは使わない
  6. 上記の条件でITツールを使いこなしつつ情報やナレッジ、意思の共有化を図る

プロジェクトは現在活発に活動中です。このようなプロジェクト組織の構築・運用に。IT思想的には Web2.0(情報の発信、受信、検索、共有)を応用してみました。ITツール的には、 RSS,トラックバックなどのWebの動的機能などを使っています。加えて従来型のメーリングリストなどの ツールも組み合わせて(これをマッシュアップというらしいですが)みました。

アジャイル型開発について

 アジャイルアライアンス宣言によりますと、アジャイル開発 手法は次のような特徴をもちます。

  1. プロセスやツールよりもメンバーの交流を大切にする
  2. 包括的ドキュメントに傾注するよりも、プロジェクト開発に努力する
  3. 契約交渉よりも顧客的コラボレーションを重視する
  4. 計画に従順になるよりも、環境の変化に柔軟に対応する

私たちのプロジェクトはまさに上記の条件にぴったりです。なぜなら、互いの立場は対等であり、 目的が達成されれば過程はあまり重視されないからです。また、プロジェクトの参入障壁を低くして 、かつプロジェクトからの退出も自由にしてゆきたかったからです。

当たり前ですが、会社経営者の場合、仕事も家庭も地域社会との関係も重要です。そのバランス を取りつつ、プロジェクトを円満に推進しつつ、共有すべきゴールに到達してゆくにはアジャイル開発手法はまことに 都合が良かったのです。

プロジェクトへの応用について

現在、プロジェクトの真っ最中なのですけれど途中経過を報告します。

Web2.0的なツールの応用結果
  1. ブログのトラックバック機能やRSSの利用によって、それぞれがおかれている状況(多忙さ等)がよく理解できて、相互理解が円滑にできている
  2. 共有すべきドキュメントは殆ど、ハイパーテキストで存在し、文書の作成負担は少ない。また 、この結果、プロジェクト推進に専念することができる
プロジェクト運営的にみた効果
  1. 契約交渉を厳格にしないことにより参入、退出が自由で柔軟な組織となっている、また、SNS(Social Network System)的コラボレーションが得られ 参入者が動的に増えつつある
  2. 共有すべきゴールや理念を周知しつつ、環境の変化に柔軟に対応することができる

 PMBOK(Project Management Body Of Knowledge)やISO9001を批判するわけではありませんが、 発想を柔軟化することによって、他社とのコラボレーションや海外企業などの協力会社対応などに、 あるいは異なる組織文化を持つ協力会社とのプロジェクト上の協調関係にWeb2.0的対応やアジャイル 開発手法は応用できるかもしれないと考えているのです。

参考文献:「Web2.0 BOOK」小川浩、後藤康成共著
プロジェクトマネージャ試験・小論文支援は、
(c)(有)アイ・リンク・コンサルタント 加藤忠宏



投稿者 kato : 2006年7月 9日 20:24