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2006年7月23日

システムの全体計画の企画がパスする手段

システムアナリストとシステムの全体計画の立案について

概要

 まだ詳細は明らかに出来ないが、当社はある中規模のシステム開発のコンサルティングから開発プロジェクトまで 一括で受注できる見込みとなった。私が計画したシステムの全体計画が顧客とエンドユーザの支持をうけたためである。  それではどうしたら、顧客とエンドユーザを説得するための企画書が書けるのかについて論じてみたい。

難しい企画の立案依頼
顧客自身が何をどうしてよいかわからないような案件
 

 顧客A様から営業が帰ってきて「御社にシステム及びシステムを取り巻く総合的事業計画の立案をお願い したい」と言われたという。もし企画書の内容がよければAの親会社Bに申請を出すというのだ。営業は、 ビジネスチャンスとは直感しているようであるが、システムの企画については皆目、取り掛かりが見えず、 困っていた。その概要は次のとおりである。

        
  1. 親会社Bが予算を持っていることは確実
  2.   
  3. 従って、A様によい企画を出せば、AとBとの関係で受注できる確率は高い
  4.   
  5. この企画はコンサルティングフィーが大きいのでぜひ受注したい
  6.   
  7. メインテーマは新製品の開発とそのことによる地域経済への貢献
  8.   
  9. メインテーマにITを絡ませて計画すればよい
発想の手がかりを求めて質問をする

 このような場合、メインテーマが単純なので、メインテーマを遂行するための課題を整理すればよい。

【課題の整理】
        
  1. A様の経営戦略としてA組織内のどの部署に新製品開発をさせたいのか
  2.   
  3. なせ、どの部署も新製品の開発計画を上層部に起案しないのか

 ということを営業に話、既存部署でなぜ新製品の開発計画が起案されないのかを調査させました。どうも AもBも新製品を開発さえすれば市場のシェアが改善されると思っているのですが、Aの末端部署は新たな新製品開発の 意欲も能力もどうも持ち合わせていないようなのです。

手詰まりのときは発想を転換する

 企画が手詰まりの場合は、既存のは発想を一度、捨ててみることがよいでしょう。そこで、既存の製品開発部門に頼らない方法を模索 することにしました。このとき次の点を重視しました。

発想の転換時に重視したこと
        
  1. A社の強みを洗い出す
  2.   
  3. A社幹部が「あたりまえだから」といって除外した強み(ノウハウ)を再提起する
  4.   
  5. しかし、新製品は開発セクション主導で行うのではなく、営業等のエンドユーザサイドの起案で行うことを提案

 例えば製造業などは、普段から品質向上や技術向上にに心がけているために、できることが当たり前のようになっています。 しかし、その「あたりまえ」が他社からすると「すごい」ということがあるのです。

 そこで、A社があまりにもあたりまえと思っている技術を基幹技術としての新製品開発のアイデアを募集することになりました。

IT戦略
エンドユーザの意見を採取

 そこで、新製品開発の主体となる営業部と打ち合わせを行うと、特定の上得意顧客を含めた参加型の、新製品開発プロジェクトを構築したいという 結論になりました。

IT戦略の立案

 そこで、経営層、技術部門、営業部門、上得意顧客を巻き込んだ参加型のプロジェクトの支援基盤をITで開発する計画を立案したのです。その全体計画に次のような内容を 盛り込んだのです。

        
  1. SNS(Social Network System)型のWebサーバを立ち上げる
  2.   
  3. ユーザ管理モジュールを実装して、アクセス権限を付与する
  4.   
  5. ユーザがどこからもで参加できるようにイントラネットサーバ上にシステムを構築する

 当然ながら、私はシステムの全体計画の立案だけでなく、新製品開発のコンサルテーションをも巻き込んでコンサルテーション契約を 締結しました。付加価値の高い仕事をするためにはITだけの計画では他者を差別化できないのです

システムアナリスト小論文受験指導の
(c)有限会社アイ・リンク・コンサルタント



投稿者 kato : 2006年7月23日 20:49