2.インターネットビジネスの課題

2.1人的課題

 インターネット化指導を希望する経営者には非常に進歩的な経営者が多い。しかし、インターネットに関する基礎的な知識の不足やインターネットの活用法に関する研究の立ち遅れが目立つのが現実である。これが指導を進める際、最初に直面する課題である。次の課題として、インターネット化に必要な人材不足がある。インターネットの操作は比較的簡単でパソコンを使いこなすことができる人ならば簡単に対応することができる。しかし、現実の中小企業ではこのような人材を育成してゆくことが難しい。

2.2資金的課題

 中小企業のネットワーク化を阻害しているいま一つの要因に資金的な問題がある。インターネットビジネスは低コストを歌い文句にしていることが多い。しかし、本格的なビジネスを展開するためには、ダイイチの例をみても約2,000万円程度の投資が必要とされる。

一口にインターネット化といっても、必要とされる資金は活用形態によって大きく異なる。そこで、事業活用分野を販売促進的分野と業務革新的分野に分類し、また、それぞれの分野で必要とされるコストをイニシャルコストとランニングコストに分類される(表1)

販売促進に要するコスト:イニシャルコストには、ホームページのコンテンツ作成等に要するコストがあり、ランニングコストにはコンテンツの保守・運用コストがある。

業務革新に要するコスト: 高機能なコンピュータやLAN(Local Area Network)などのネットワーク敷設コストを必要とする。また、運用コストとして専用線接続コストやLANの保守契約料などもあるため高額な投資を必要とすることが多い。

2.3ノウハウの不足

 インターネットビジネスでは、アイデアの良否がビジネスの優劣を決定する。しかし、実際の中小企業では、インターネット導入に必要な技術的ノウハウやインターネット戦略のアイデアが欠落していることが多い。


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