12/12 富士山二合目でふたご座流星群の撮影しました。極大日は13日と14日なのですが、仕事です。このため1日前倒しで12日の日曜日午前1時に我が家に終結としました。
メンバーはタッキーと建築設計士のshidaGです。山中湖のパノラマ台がよいのですが、遠いから、近場の裾野市の水ヶ塚とします。標高1,400m、富士山二合目です。
理由は以下の通りです。
1.標高が高く空気が澄んでいて富士山が近い。
2.展望台から撮影すると車のヘッドライト等が気にならない
3.わか屋から2時間弱で到達できる。
4.1時に月が沈む。3時に西の方角にふたご座が傾き富士山の上に差し掛かる
なぜ、我が家かというと。私が山梨県での仕事があるためスタッドレスタイヤをもっているから。
午前1時に全員遅刻なく集結。やっぱり仕事のできる人は、時間管理もしっかりしています。Gもタッキーも国立大学の工学系大学院(理系)を出ています。つまり仕事も勉強もできる方は、行動管理力も強いと思います。大学を出なくてもしっかりした仕事をする方もいます。ただ、勉強も仕事も遊びもできる人はわりと自分を管理する能力が高確率で高いと思うのです。
オリオン座、冬の大三角形および昴(すばる) 3時前に現地着。5分~10分程度の登山で展望台へ。星がきれいです。
この画面(真西をみています)の上部がふたご座です。この星座群が北西へ沈む、ということ。
真ん中が、オリオン座(この上がふたご座)。画面右のごちゃごちゃした星団。これがプレアデス星団(通称すばる)。左が冬の大三角形です。
「一閃」午前3:39 ふたご座流星群が富士山に突き刺さるように飛びました。
カメラの設定 Nikon D850/Nikkor 24~70mm f2.8/レリーズ/三脚
露出 マニュアル、ISO3200/F4/13秒 連射モード、レリーズロック(3時間ひたすらシャッターを自動で切る設定)
画質をよくするためにはISO100やF11が理想ですが、その設定では微弱な光で高速な流星はとらえられません。
ピント パンフォーカス。24mmレンズ(広角)はピントが深いので10mくらいにピントを合わせればf4でも奥までピントが来ます。つまり目でピントを合わせているわけではないということ
流星撮りは、風景写真撮影の中でS級に難しい。意地悪な言い方をすると、上の設定の意味が分からない人は連れてきても「撮れない」のでかわいそうな結果になるのは目に見えているので誘えないということです。
尾を引く 3:42 今度は長い尾を引いて流星群が富士山をかすめてゆきました。今回の撮影も計算通りに結果を出すことができました。
流星群は彗星のおいていったチリが地球の大気圏に突入して燃えるので、ある程度チリの固まった場所を地球が通過することによって起きる現象です、だから、流星が飛ぶと次に飛ぶ確率も高いのです。
朝霜と紅富士 標高を200mさげて西臼塚駐車場。ここで紅富士をとりました。霜がおりてあたかも雪原のようになっています。
G3撮影隊 全員60歳超えですが、皆元気です。
撮影仲間を招集するときは、①撮影技術力(マニュアル撮影可能かなど)、②撮影環境への適合(睡眠時間、集合時間、車中泊、寒さなど)、③健康状態、④思いの強さ、⑤多忙なのか余裕があるかなどを気にして声をかけます。今回はお二人とも二つ返事でOKなので、作戦を開示したところ、私の意図を瞬時に理解されました。他にもお誘いしたい方がいましたが、荷物の積載と乗車人数に限りがありました。
眠気も起きず、タイヤも滑らず無事に家まで帰れました。
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