静岡の茶畑に雲海と富士山を撮影にゆく2/2(美しい静岡の茶畑編)

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富士山の撮影を終えて、茶畑を撮りながら帰ります。

朝露に濡れて
朝露に濡れて 静岡県の茶園は放棄茶園が増えている。理由は茶の価格が低迷しているか。茶農家に意見を聞く機会があったが一様に茶の価格が低迷するから茶を生産していては商売にならないという。茶の生産者のあるひとは「榊の方が儲かる」という。なぜそうなるのか。いくつか要因があるように思う。ざっと書く。

 1.低迷しているのは荒茶(生産農家が茶商に収めるお茶の原材料)市場。シングルオリジンやコンセプトのしっかりしたお茶は売れている。
 2.茶のマーケティング(市場)が二極化していることに茶商が気が付いていないのではないか。
  ①市場1:ペットボトルのお茶に代表されるような市場
  ②市場2:海外市場は伸びているし、無農薬茶、有機茶が売れている
 
 そう指摘すると、2の②は魅力的だが「しかし」という。要は対応するのがめんどうで大変なのだといいたいのだろう。
むろん、商売だから楽して儲けられたらそれに限る。しかし、世の中の流れに逆行したり、不作為を繰り返しても、結果は大規模小売店舗法を云々していた商店街の衰退と同じではないか。今の静岡県の茶業界の様子は素人的にそうみえる。

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 今から25年位前、デビュー前の私は、清水区(当時清水市)にいた大先生に頼まれて、狐が埼に大規模店ができるが、エクセルで市場分析をだしてくれ10万円出すからと言われて計算した。結果は清水駅前銀座商店街等の清水駅中心の商業地は売上を30%減らすという結果。
 大先生がセミナーでそれを発表すると大騒ぎになった。また、その計算式を富士、下田、沼津等に応用した結果同じような結果になった。1年後の結果もまさしくそのとおりだった。それをある商工会で発表したら、清水駅前銀座商店街の店主がコンサルタントと称する立場になって来ていて、データ分析結果を「陰と陽」と称した。デジタル分析を冷たいコンサルティングといいたかったのだろう。
 でも、平日、商店街等にいってみるといい。ほとんど人が歩いていないから
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美しい茶畑
美しい茶畑 急坂を下って寒緋桜をみつけて車を停めた。美しい雲海に沈む茶畑があった。

寒緋桜
寒緋桜 雫がきれいだった。

いつまで美しい静岡県の茶畑が見れるのだろうか。