経営者の責任の重さを感じた、週のできごと

経営者の責任の重さを感じた、週のできごとがありました。

■事務所に来訪者がありました。
ある紳士が訪ねてきた「お隣さんをご存じですか?」
私「はい、存じています。先週木曜日にランニングで走っておられました」
こちらの紳士、折込広告の支店長の方。名刺交換しました。
紳士「実は、お隣のMさんにお仕事をお願いしたのですが連絡がとれません。今、ご自宅を訪ねましたが、日曜日からの新聞がたまったままです」
私「近くに交番がありますから、連絡されるとよいでしょう」
お隣のMさんはご両親が亡くなり、お独り様。ちょっと風変わりな方で他人とコミュニケーションが撮れないタイプの方。でも近所の皆さんは実害がないので温かく見守っていた。
警官が5人気て、救急隊がAEDをもってきたがすぐ撤退した。
この時点、やばいと思っていました。
Mさんがビルから運び出されて救急車で運ばれたのです。
それから数日後、Mさんの唯一の親族である妹さんご夫婦が私の事務所を訪ねてきました。
お土産の田子の月の最中
お土産の田子の月の最中 どうやらMさんは重症ながら一命をとりとめたようです。よかった。

でも、ここで考えました。これからはお独り様はもっと多くなる。
ある会社でおきた本当のこと、従業員が心臓発作で倒れます。救急車を会社のスタッフが呼んで到着、問題はその後。
救急車のなかで、経営者は従業員の親族を聞かれます。親族の同意がなければ手術もおいそれできない時代です。
逆に経営者は個人情報ゆえにご親族のことを聞かないことがある。

これって従業員の命を守るという観点で大きなリスクと思いました。健康経営が重視されている理由。BCPが重視されている理由だと思います。

■ある経営者と会食しました。
AI支援のあとある経営者の方と会食しました。
お店は魚福
お店は魚福 どうやら人気店で空いてる席をみつけるのがやっと。この店は東名清水IC至近にあります。

お刺身定食
お刺身定食 おいしそうです。食事をしながら、2022年9月の台風の河川氾濫の話になりました。この会社はある補助金で新しい機械を購入されたのですが、購入から数カ月で水没。機械は修理できたのですが、予防のための防水壁を作る必要性があって、数百万円かかったそうです。

新鮮なお刺身
新鮮なお刺身 実はこのちょっと前、会社の2FでAIの支援を行っていたのですけれども、その際に雨がひどくなった。窓を見てスタッフを呼び、川の様子を見せて、この川の水が●●に達したらやばいから気をつけなさいと指導していました。

安全管理です。
比較的私の会社のある場所は、19mの津波が来ない限りは大丈夫と言われておりますし。がけ崩れの心配もない。河川の氾濫もない。重要鉄骨を会社の躯体にいれてあるので地震も大丈夫。でも火災は避けようがありません。時間のあるときにBCP計画を立案する必要性があるなとも思い。

先ほどの2事例について部下に、日常会話の中で告げておきました。